メモの魔力。メモの魔力に関するレビュー・感想・書評を述べる記事で本画像を使用している。
スキルアップ

メモの魔力 書評

効能

文房具が好きになります

こんな人にオススメ

ぼんやりと夢はあるが実現していない方

一にメモ、二にメモ、三、四がなくて五にメモ !

その名は努力マン!
すいません、軽く嘘つきました。
本書の著者は起業家の前田裕二さんです。
が、その中身は努力マンもビックリの本当の努力家なのかもしれません。
ここまで慣れ親しんだ表現で努力マンとか言っていますが、みなさん、当然ご存知ですよね?
知らない方は「ラッキーマン」でググるか以下のサイトからまずは一巻を買ってみてください。ツボにハマる人はハマると思います。私はハマりませんでしたが。


で、この努力マン、間違えました、前田裕二さんなんですが、とんでもない努力家みたいです。
全て昨日見たアナザースカイから得た知識なんですが、幼い頃に両親を亡くしており、年の離れた兄と二人暮らし。その後になぜかアメリカにバンカーとして出向することになり、ビジネスの本場アメリカで揉みに揉まれたとのことです。
会話の端々と、インタビューを受けていた元同僚から、本人がいかに努力家であるかが見て取れました。
この番組を見るまでは石原さxみと付き合っている、とてもいけ好かない奴、という印象しかなかったんですが、一気に味方が変わっちゃいましたね。
素晴らしい人だと思います。
本書はその前田裕二さんがなぜ成功を収めることができたのか、「メモ」という切り口から人生の処世術を紹介しています。

自己分析は初恋のあの人から

はじめにいっておきますが、この本は万人にはオススメしません。まぁ、この本自体はベストセラーみたいですが。
それは書いてあることが中々にハードだからです。
例えば、著者は夢を実現するために、メモを使って自分の人生を見直してほしいと述べています。

皆さんには、メモ、そして抽象化という強力なツールを使って正しく自己分析を行って、本当の意味で、人生の勝算を見つけてほしい。

メモの魔力

ほーん、なるほどね〜。まぁ、やったりましょうかね。
と、思うじゃないですか?
そんな方向けに、なんと著者の前田さんはあらかじめ自己分析で使用する質問を用意してくれています。
お〜、いたれりつくせりやんか。流石やね〜。助かりますわ〜。
と思うじゃないですか?
で、出てきた項目が1,000個です。
いや、桁は間違えていません。1,000個です。本書の巻末に1,000個の質問が載っています。
その1,000個に答えることが、本来の自分と向き合う、本当の自己分析の始まりです。
「え?無理でしょ」
と思っちゃったあなた。はい、そこで失格です。あなたは石原さxみと付き合う資格はありません。
石原さxみと付き合いたくないんですか? そのために生きてきたんじゃないんですか? アンナチュラルを見て、「オレ、絶対この人と結婚する」 って固く心に誓ったじゃないですか?

すいません、上のは全部、私の願望でしたね。
本書では身近にあり、かつ古くからあるメモという道具を使って、どのように人生を切り開いていくか、その技術が事細かく書かれています。

メモの魔力 感想・レビュー

新しくて古い、メモの活用術が書かれている本書は、既に日記を書いている方や、自分の感情を上手く表現できる女性なんかにはとっても参考になる内容になっているんではないかと思います。
なんといっても、石原さxみと付き合っている成功者が言うんだから間違いないです。
メモをつけることがなぜ、人生を切り開くのに役立つのでしょうか。
それは物事や出来事を事細かく観察し、そして自分の頭の中で深く考察するからではないかと考えています。この観察する大事さというのは、別記事で紹介した「世界のビジネスリーダがいまアートから学んでいること」でも語られていました。

人は言葉の生き物とも言われていますが、言語を使って抽象化、または具体化をしていくのは非常に大事なことなのかもしれません。
なんとなく夢があるんだけど実現していない方、もしくは夢なんか見つからないよ、という方は是非とも本書を手にとって、メモの魔力を感じてみてください。