brain-programming
自己啓発

ブレイン・プログラミング 書評

効能

自動的に夢がかなっていきます

こんな人にオススメ

自分の人生を変えたい方

その名はRSA

そこのあなた、最近、ちゃんとRSAを活用していますか?
え、RSAが何かって? いやだな〜 RSAといったらReticular Activating System略してRSAじゃないですか。
日本語でいうところの網様体賦活系(もうようたいふかつけい)ですよ。やはり、慣れ親しんだ日本語だと思い出せたんじゃないですか? 網様体賦活系。
・・・・
冒頭から何を言ってんだ、と思ったあなた。100%あなたが正しいです。およそ99%近くの人間が生涯耳にすることのない単語、それが網様体賦活系。またの名をRSA。
私もこの本を読むまでは知りませんでした。というより、ぶっちゃけてしまうとプログラミングの本だと思って買っちゃってました(笑)
いや、時々あるんです。本が買いたくなってしまって、わけもわからずポチッとしている時が。Amazonってやたらオススメしてくるじゃないですか。
「あなたにオススメなのは〜」「この本を買った人はこれも〜」みたいな。
で、よく考えずにポチってしまった結果がこれですわ。中身見てなんのこっちゃ?と混乱がしばらく収まりませんでしたからね。皆さんも気をつけてください。
ほんと、勘違いが多いんですよ。この間も独身の友人を相手に合コンを開いてあげたんですが、女性陣も結構、みんなと仲良くなってたんで、良かったな〜と思ってたんですよ。
で、友人女性の一人に、

私 「〇〇ちゃんは誰が一番タイプだった?」

と聞いたわけですよ。この情報を少しでも後輩や先輩に伝えてあげようと。私は30過ぎの妻子持ち貴族ですよ? 親切心の塊じゃないですか? 誰か私に100万円ください。
で、その友人女性が言うわけです。なんとなく恥ずかしそうに。

友人女性 「え〜、それ言わせる〜? 私は〜 あなたかな〜」

私 「え! ごめん、全然きがつかなかった。。。 でもごめん。ほんとごめん。俺、結婚してるからさ。ほんと、ごめん。俺なんかよりもっといい人いるよ。面白さでいったら俺がダントツかもしれないけど、交際とか、結婚とかを視野に入れると、それだけじゃないかもしれないしさ。 とりあえず、ほんと、ごめん」

友人女性 「いや、冗談に決まってるでしょ。普通に考えたら〇〇くんでしょ。どんだけ自分語りしてんのよ」

自動的に夢がかなう!?

話が大幅に逸れました。
この本を読めば自動的に夢がかないます。
いや、誇大広告でも嘘でもホラでもないんですよ! だって本の副題に書いてあるじゃないですか! 
「自動的に夢がかなっていく」って!
私は本が宣伝していることを忠実にあなたに教えているだけです。
この自動的に夢がかなってしまうのはどうやって実現するのでしょう? それを実現してくれるのが合コンのくだりで説明したRSAです。

脳のすごいしくみ「RSA」とは一体何か?

RSAというのは、ほ乳類の脳幹にある「網様体」とう神経の集まりで、体の生命活動を維持する働きだ。
RSAの働きがなければ、人は生物として生きていけない。私たちがつねに眠ったり目覚めたり、呼吸したりできるのも、心臓が一定のリズムで動くのも、実はRSAのおかげだ。

ブレイン・プログラミング

凄いじゃないかRSA。
私たちの生命活動を支え、なおかつ夢も自動的にかなえてくれるの? どれだけ凄い器官なのよ、RSA。
そしてこんな凄い器官が世のみんなに知れ渡っていないのが不憫でしょうがないよ。
これからの私の人生は君を紹介することに命をかけていこうかと迷ってしまうレベルだよ。
そして、この凄すぎるRSAのもう一つの役目が、情報のふるいわけです。RSAは脳に入ってくるほとんど全ての情報を中継しているとのことです。
そして、RSAは入ってくる情報をふるいわけて、何に注意を向けるべきか、どの情報をシャットダウンして脳に届かないようにするかを判断しています。
このあたり、以前に紹介した 以下の本でも似たようなことを紹介しています。

そう、つまり夢が自動的にかなうしくみとは、このRSAを上手に活用し、自分に入ってくる情報をその目標に沿ったものにし、人生が好転するような情報や知識を無意識的に選別し、結果的に、結果オーライ的に夢がかなっちゃうよ、ということなんです。
何を言っているか自分でも分かりませんが、頭の良いあなたなら雰囲気と勢いは伝わりましたよね?

ブレイン・プログラミング 感想・レビュー

なんだか最初は科学的な話や専門用語が飛び交いますが、中盤以降は非常に良くできた自己啓発文が並んでいます。
RSAの力を使うと言いましたが、一番この本が言いたいことは「自分の望みをはっきりさせる」ということだと思うんです。
人間には、自分の目標に向かって適切な情報をピックアップしたり、道案内をしてくれる人生のGPSが既に備わっている、と。
ただし、その目標がはっきりしていないと、この力もちゃんと使えないよ、ということを著者は伝えたいのだと思います。
本の中に、中々に強烈な風刺画が描かれていまして。とある少女が猫に問いかけるんですね。

少女

「どっちに行けばいいのかしら?」

「どこへ行きたいんだい?」

少女

「わからないの」

「じゃあ、どっちへ行こうが同じさ。どこへ行きたいのかがわからなければ、どの道を選んでも変わらないよ。」

ブレイン・プログラミング

中々に、心に刺さる言葉です。とりあえず、自分の人生に迷っている方は、本書を手に、自分自身のRSAの目標を決めてみても良いかもしれません。
是非ともお手に取ってみてください。